
: 遮音ボードとは、高密度な硬質素材であり、壁システムの内外装の表面材として使用されます。質量によって音波を遮断する役割を持ち、ボード内部には制振(Damping)技術が組み込まれていることが多くあります。一方、吸音断熱材とは、ロックウールやグラスウールなどの柔らかい多孔質繊維素材で、壁の内部空間(中空層)に充填されます。空気層の内部で反射する音響エネルギーを吸収する役割を果たします。この2つは役割が異なり、互いに代用することはできません。完璧な遮音壁を実現するには、遮音ボードと吸音断熱材の両方を組み合わせて使用する必要があります。吸音断熱材単体では壁の表面材として使用できず、また遮音ボード単体でも、壁内部に吸音材がなければ最高の性能を発揮することはできません。
遮音ボードと吸音断熱材は、どちらも名前に「防音(กันเสียง)」という言葉が含まれているため、よくある誤解として、同じ素材であるとか互いに代用できると考えられがちです。しかし実際には、これらはまったく異なる種類の素材であり、果たす役割も完全に異なります。完璧な遮音効果を得るためには両者が協力して働く必要があります。この記事では、この2つの違いをわかりやすく解説します。
遮音ボードは、高密度な硬質素材であり、壁システムの表側と裏側の両方の表面材として使用されます。その主な役割は、素材自体の質量によって音波を遮断することです。「素材の質量が大きいほど、音の透過を防ぐ効果が高い」という原理に基づいています。高品質な遮音ボードには、制振コンパウンド(Damping Compound)技術が組み込まれていることが多く、ボード自体の質量による遮音効果に加え、音の振動エネルギーをさらに減衰させます。そのため、遮音ボードは壁の表面として目に見え、触れることができ、通常の壁と同様に塗装や表面装飾を行うことが可能です。
吸音断熱材は、ロックウール(Rock Wool)やグラスウールなどの多孔質繊維状の柔らかい素材です。目に見える壁の表面材としてではなく、両側の遮音ボードに挟まれた壁の中空層の内部に充填されます。音響エネルギーを吸収する役割を果たし、空洞内に入り込んだ音波が内部で往復反射し、特定の周波数の音を大きく増幅させてしまう現象を軽減します。高品質な吸音断熱材は、防火性能や断熱性能も兼ね備えていることが一般的ですが、単体では壁の表面材として機能したり、日常使用における衝撃に耐えたりするほどの強度はありません。
壁内部に断熱材を入れず遮音ボードのみを使用した場合、両側のボード間の空間が音が自由に往復反射するスペースとなってしまい、周波数によっては壁全体の性能が低下する可能性があります。一方、硬質ボードで挟むことなく吸音断熱材のみを使用した場合、断熱材には空間を仕切ったり日常使用の衝撃に耐えたりするだけの強度がないため、実際に使用できる壁として成立させることができません。
真に効果的な遮音壁を実現するには、両側の表面に遮音ボードを使用し、中央に吸音断熱材を挟み込んで、1つのシステムとして機能させる必要があります。遮音ボードが質量によって主要な音を遮断し、断熱材が壁内部に侵入した音響エネルギーを吸収することで、音が蓄積されたり反射して外に逆戻りしたりするのを防ぎます。
システム Trandar Hitech Wallにおいて、遮音ボードとは、ボード内部に制振コンパウンド技術を搭載したTrandar Zoundboardであり、両側の壁表面に使用されます。一方、吸音断熱材とは、両側のZoundboardの間の中空層に充填されるロックウール断熱材Trandar dBphonです。これらが下地スタッド Trandar Heplar と組み合わさることで完全な壁システムとなります。これは、遮音ボードと吸音断熱材がどちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせて使用すべき異なる種類の素材であるということを示す明確な例です。
お使いの壁に遮音ボード、吸音断熱材、あるいはその両方が必要なのか迷われた際は、ぜひ Trandar Acoustics のチームまでお気軽にご相談ください。お客様の空間に適した素材のご説明とご提案を喜んでお手伝いいたします。
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