
NRCとは?会議室に適したNRC値の目安
NRCとは「Noise Reduction Coefficient(雑音減衰係数)」の略で、材料の「吸音」性能を示す標準的な指標です。人間の声の主要な周波数帯である250、500、1000、2000Hzの4つの周波数における吸音率の平均値から測定されます。
NRCのスケールは0.00から1.00までです。
NRCが0に近い場合:材料がほとんど音を吸収せず、ガラス、打ち放しコンクリート、モルタル壁などのように、ほぼすべての音が反射します(NRCは約0.05)。
NRCが1に近い場合:材料がほとんどの音を吸収し、反射音が非常に少なくなります。
簡単に言うと、天井のNRCが0.60である場合、その天井材が入射音エネルギーの約60%を吸収し、残りの40%が室内に反射されることを意味します。
会議室は「音声の明瞭度」が何よりも求められる空間です。室内の表面がガラス、光沢のあるテーブル、平らなジプサムボードといった音を反射しやすい硬い素材でできている場合、声が乱反射して残響(リバーベレーション)が発生し、聞き取りづらくなります。特にWeb会議ではマイクが残響音も拾ってしまうため、遠隔地から聞き取りにくくなる原因になります。
そのため、十分なNRC値を持つ天井や壁の材料を選ぶことは、声を張ったり聞き直したりすることなく、会議をクリアに進行できるようにするための重要な変数となります。
適切なNRC値は、部屋の広さや音声明瞭度の重要度によって異なります。一般的に音響設計で参考にされるガイドラインは以下の通りです。
これらはあくまで基本的な目安です。実際の施工においては、材料のNRC値だけでは効果が保証されない場合もあり、他にも考慮すべき要素があります。
言い換えれば、製品仕様上のNRC値は材料選びの優れた出発点ではありますが、会議室で本当にクリアな音響空間を実現するには、音響の専門家による表面積や部屋の特性を考慮した計算が不可欠です。
残響を抑え、音声の明瞭度を高めたい一般的な会議室には、NRC 0.60を備えたミネラルファイバー吸音天井 Trandar AMF Mercure がグレードAのオフィスビルで広く採用されています。優れた吸音性能に加え、耐火性、高耐湿性、オフィス空間に調和する美しく滑らかな表面仕上げを備えているためです。
また、大規模な会議室やビデオ会議室、大規模セミナー室など、さらに高いNRC値が求められる空間については、Trandar Acousticsのチームが実際の部屋の大きさに合わせた最適な吸音面積の計算をサポートし、ご要望のNRC値を満たす材料グレードをご提案いたします。
会議室の設計を計画中で、お部屋に必要なNRC値が分からない場合は、ぜひ Trandar Acoustics のチームまでチャットでお気軽にご相談ください。最適な材料の計算とご提案を喜んでサポートいたします。
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